


ホームページ(HP)やランディングページ(LP)などの作成をするには、案件依頼も受注もクラウドソーシングサイトが便利です。
中小企業やフリーランス(個人事業主)であれば安価に依頼することができますし、逆にWeb制作の単発案件などを受注することもできます。
WordPress(ワードプレス)、Shopify(ショッピファイ)、Wix(ウィックス)などのCMS案件も豊富です。
制作案件の一部をさらに外注することもできます。
なるほど!いろんな使い方がありそうですね。
クラウドソーシングとは、クライアントとワーカー(Web制作事業者)が直接やりとりできる外注サイトです。
クライアントもワーカーも中小企業やフリーランス(個人事業主)が多いです。
隙間時間を使って、完全在宅(フルリモート)で仕事をすることができます。
クラウド(crowd)は群衆という意味で、群衆(crowd)から調達(sourcing)するのがクラウドソーシングです。
クラウド(crowd)は、クラウドサービス(cloud service)のcloudとは異なります。
クラウドソーシングでは、多くの提案から自分で取捨選択する必要があります。
そのため、何を基準に選んだらいいかわからない場合、やりたいこと(要件)が具体的でない場合、初めてホームページ制作をする場合などには向いていません。
クラウドソーシングを使って幅広く比較検討することで、比較的安価に依頼したい場合、よりよいものに作り替えたい場合、使用したいCMSが決まっている場合などに利用されます。
一括見積サイトについては、以下をご覧ください。
ホームページ(HP)を作成方法としては、一からフルスクラッチで作る方法と既存のCMSをカスタマイズして作る方法があります。
例えば、世界/日本でともに圧倒的なシェアを誇るWordPress(ワードプレス)、最近国内でも利用が広がってきたECサイト向けCMSであるShopify(ショッピファイ)などが有名です。
CMSとは、Contents Management Systemの略称で、Webコンテンツを一元的に管理して、配信・更新などを行うシステムです。
初めから管理画面・編集画面などができているので、開発費用や運用コストを抑えることができます。
WordPress
WordPress(ワードプレス)とは、無料で利用できるサーバー構築型のCMSです。
レンタルサーバーなどにインストールして利用するため、低負荷から高負荷のサイトまで運用しやすいです。
元々ブログ向けとして開発されましたが、今ではサイト型も一般的になり、WooCommerceなどのプラグインでECサイトも作ることができます。
OSS(オープンソースソフトウェア)であるため、開発コストを抑制できますし、インターネット上に利用マニュアルなども充実しており、プラグインで簡単に機能拡張することもできます。
Shopify
Shopify(ショッピファイ)
マネージドサービスなので、セキュリティや情報漏洩などに注意が必要なECサイトの運用コストをアウトソースして低減することができます。
サーバー構築型と比較して自由度が低い傾向にあるため、商品紹介ページ・ブログ記事はWordPressで、カート・決済ページはShopifyで、というように共存して使い分けることも多いです。
世界的にもシェアが増加傾向にあるため、今後のサービス改善や情報普及に期待が持てます。
EC-Cube
EC-Cube(イーシーキューブ)とは、無料で利用できるサーバー構築型のECサイト(ネットショップ)向けCMSです。
日本国内で開発されており、月額(サブスク)契約で利用できるクラウド型も提供されています。
そのため、日本語の情報も多いですが、世界的なShopifyのシェア増加により、徐々にその差は埋まりつつあります。
Shopifyと同様に、商品紹介ページ・ブログ記事はWordPressで、カート・決済ページはEC-Cubeで、というように共存して使い分けることもあります。
Wix
Wix(ウィックス)とは、月額(サブスク)契約で利用できるクラウド型のCMSです。
WordPressのような拡張性はないですが構築が簡単なため、とりあえず企業やお店の公式サイトがほしい場合などに利用されます。
やりたいこと(要件)が増えてきてからWordPressに移行してもいいですし、そのまま利用を継続することもできます。
Shopifyと同じく海外製ですが、日本語情報も徐々に増えつつあります。
Jimdo
Jimdo(ジンドゥー)
Wixと同じく、とりあえず公式サイトがほしい場合などに利用されることが多いです。
元々は海外(ドイツ)で開発されていますが、日本ではKDDI コミュニケーションが提供しています。
そのため、日本語の情報も多く、日本国内でのシェアはWixよりも高いです。
フルスクラッチ
既存のCMSを使用せずに、フルカスタマイズで開発することがあります。
自由度に制限がなくなりますが、開発コストが高くなり、マニュアルを自分たちで整備しないといけないなどのデメリットも大きいです。
大規模サイトや独自機能のインターネットサービスサイトなどでなければ、まずはCMSの活用を検討することをおすすめします。
Web制作業者も、それぞれ得意・不得意が分かれます。
その他のCMSについては、以下のページをご覧ください。
クラウドソーシングサイトには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
クライアント側 | Web制作事業者側 |
---|---|
安い価格に抑えられる 単発案件でも依頼できる スキルの低い未経験者もいる 同じ人に再度頼めないことがある | 案件の詳細がわかる 未経験から実績・評判を積み上げられる 相場・単価が安い 短納期の案件が多い |
クライアント側でCMSなどのある程度の用件が決まっていれば、コストを抑えて仕事を依頼することができます。
逆に、ワーカー側では案件の詳細を見て選べるため、自分の得意な案件だけを選んで提案することができます。
そのため、やりたいこと(要件)が具体的な人(クライアント)と自分の得意(スキル)が明確な人(ワーカー)にクラウドソーシングはおすすめです。
お互いの情報や評判・口コミが見れるので、条件に合う人を探しましょう。
ワーカーの中には、駆け出しの未経験者も含まれるため、クライアントは業者のスキル選定に注意が必要になります。
そのため、初めてホームページの制作を依頼する初心者は、専門スタッフが間に入って紹介してくれる一括見積サイトなどの利用も検討しましょう。
同様に、クライアントの中には、やりたいこと(要件)が曖昧な場合もあるため、ワーカーも案件の要件選定に注意が必要になります。
フリーランスエージェントなどの企業案件で経験を積むか、クラウドソーシングでもWeb制作の一部業務(Webデザイン、コーディング・プログラミングなど)を受注することもできます。
どちらも経験を積むのが一番の対策になります。
インターネット上の取引では、相手の顔が見えないため、信用をどう担保するかが問題となります。
そのため、クライアントとワーカーには共に免許証などの本人確認書類の提出が推奨されています。
クライアントもワーカーも、口コミ評価に加えて、本人確認書類の有無などで相手の信頼性をある程度確認できます。
必ず本人確認を完了させておきましょう。
支払いは、クライアントが発注した際にサイトに仮払いが行われ、納品されてからワーカーに支払われます。
この仮払い制度によって、悪質な料金の持ち逃げや未払いなどを防止できるようになっています。
クラウドソーシングでは、いくつかの取引形態・依頼形式があります。
プロジェクト形式
ホームページ作成では、主にプロジェクト形式で行われます。
クライアントとワーカー(Web制作業者)が、要件や金額、納期やタスクなどを相談して決定する方式です。
固定報酬制と時間単価制がありますが、ほとんどの場合は予算を決めやすい固定報酬制が用いられます。
タスク形式
やること(要件)が明確で、専門スキルなどが不要な業務は、タスク形式が用いられます。
アンケートやデータ入力などの軽作業・単純作業・事務作業などで採用されることが多い形式です。
サイト上での契約締結や取引前のやり取りなどが不要のため、すぐに業務を外注できます。
コンペ形式
目的に合わせて、いい企画やアイデアを広く募集したい場合には、コンペ形式が用いられます。
ネーミングやキャッチフレーズ・コピーライティング、企業ロゴなどのデザイン制作などの案件が多いです。
クライアントは、提案の中から採用する案を選定して報酬を支払うことになります。
HP作成はプロジェクト形式です。
まずは一覧で人気のクラウドソーシングサイトを比較してみましょう。
クラウドソーシングの選び方
利用するクラウドソーシングの選び方としては、手数料と登録業者数を比較して選びましょう。
サイト名 | クライアント | ワーカー | 業者数 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() ![]() クラウディア ![]() ![]() | 無料 | 有料 (3%〜15%) | 3万以上 | 詳しく見る![]() ![]() |
![]() ![]() ココナラ ![]() ![]() | 無料 | 有料 (22%) | 40万以上 | 詳しく見る![]() ![]() |
![]() ![]() クラウドワークス ![]() ![]() | 無料 | 有料 (5〜20%) | 480万以上 | 詳しく見る![]() ![]() |
![]() ![]() ランサーズ | 無料 | 有料 (5〜20%) | 110万以上 | 詳しく見る |
ここからは、それぞれのクラウドソーシングサイトの詳細を見ていきます。
サイト名 | クラウディア(Craudia) |
URL | https://www.craudia.com/![]() ![]() |
クライアント料金 | 無料 |
ワーカー料金 | 有料(3%〜15%) |
業者登録数 | 3万以上 |
掲載事業者 | 法人企業・フリーランス・副業 |
連絡方法 | 直接(メッセージ・チャット) |
掲載案件 | Web制作、デザイン、コーディング、コンテンツ制作、ライティング、翻訳、アンケート、秘書など |
運営会社 | 株式会社エムフロ |
クラウディアは、成約時の手数料が安いことが特徴のクラウドソーシングサイトです。
手数料が安いので、クライアントもワーカーも結果的にお得になります。
チャット機能もあるので、クライアントとワーカーのタイムリーなやり取りも可能です。
\ クライアント側 /
\ ワーカー側 /
サイト名 | ココナラ(coconala) |
URL | https://coconala.com/![]() ![]() |
クライアント料金 | 無料 |
ワーカー料金 | 有料(22%) |
業者登録数 | 40万以上 |
掲載事業者 | 法人企業・フリーランス・副業 |
連絡方法 | 直接(メッセージ・電話・ビデオ) |
掲載案件 | Web制作、デザイン、コーディング、コンテンツ制作、ライティング、翻訳、イラスト、占いなど |
運営会社 | 株式会社ココナラ |
ココナラは、自分の得意(スキル)をサービスとして出品できるスキルマーケットです。
その他のクラウドソーシングサイトとは違って、ワーカーが出品しているサービスをクライアントが選んで購入することが多いです。
そのため、クライアント側がやりたいこと(要件)に合った人・サービスを選ぶことになります。
サイト名 | クラウドワークス(CrowdWorks) |
URL | https://crowdworks.jp/![]() ![]() |
クライアント料金 | 無料 |
ワーカー料金 | 有料(5〜20%) |
業者登録数 | 480万以上 |
掲載事業者 | 法人企業・フリーランス・副業 |
連絡方法 | 直接(メッセージ) |
掲載案件 | Web制作、デザイン、コーディング、コンテンツ制作、ライティング、翻訳、イラスト、秘書など |
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
利用者数が多いため競争が激しく、より多くの案件・提案から選ぶことができるのがメリットです。
逆に言うと、未経験者や初心者も多くなるため、大手だからといって安心しないようにしましょう。
\ クライアント側 /
\ ワーカー側 /
サイト名 | ランサーズ(Lancers) |
URL | https://www.lancers.jp/ |
クライアント料金 | 無料 |
ワーカー料金 | 有料(5〜20%) |
業者登録数 | 110万以上 |
掲載事業者 | 法人企業・フリーランス・副業 |
連絡方法 | 直接(メッセージ) |
掲載案件 | Web制作、デザイン、コーディング、コンテンツ制作、ライティング、翻訳、イラストなど |
運営会社 | ランサーズ株式会社 |
ランサーズは、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
実名・顔出しでの登録者が多いため、それができないと信用を得るのが難しい場合があります。
その代わり、大きな案件の依頼や受注もしやすいため、大手上場企業や官公庁などにも利用されています。
\ クライアント側 /
\ ワーカー側 /
Web制作・HP制作を安く作成したい場合、クラウドソーシングがおすすめです。
口コミ評価や過去の実績、本人確認書類などで信頼性を確認して取引することができます。
ホームページ制作の依頼が初めてだったり、もっと案件を増やしたい場合は、一括見積サイトの利用もおすすめです。
依頼するサイトを決められました。
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